1979-03-16 第87回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
運賃の実勢でございますが、これは私ども、ややマクロに調べた形になっておりますけれども、たとえば石炭について申し上げますと、石油ショック以後、諸経費その他の非常な暴騰に伴いまして、四十八年の当初、たとえば室蘭−京浜で大体千二百から二千二百デッドウエートトン型の船につきまして千円ちょっとでございましたのが、五十一年現在千五百六十四円というふうに上がってまいっておりまして、これは基準運賃と実勢で私ども調べましたのがどういう
運賃の実勢でございますが、これは私ども、ややマクロに調べた形になっておりますけれども、たとえば石炭について申し上げますと、石油ショック以後、諸経費その他の非常な暴騰に伴いまして、四十八年の当初、たとえば室蘭−京浜で大体千二百から二千二百デッドウエートトン型の船につきまして千円ちょっとでございましたのが、五十一年現在千五百六十四円というふうに上がってまいっておりまして、これは基準運賃と実勢で私ども調べましたのがどういう
室蘭、京浜の二十二年の上期の数字がございますが、一千百円であります。当時はおそらく九百三十五円程度ではなかったかと思っております。底入れであったかどうかという点でございますが、慢性的にこの傾向というものはあまり変りませんので、底入れであったかどうかということにつきましては、ちょっとお答え申し上げられませんが、慢性的不振のそういう傾向がずっと持続しておった、こういうふうにお答えしたいと思います。
次に、内航の運賃市況について見ますと、たとえば室蘭—京浜間の石炭運賃は、三十二年上期の好況時におきましては千百円でありましたものが、現在は九百七十五円に下っており、また若松—阪神間の石炭運賃も、標準運賃の六百六十円に比べまして五百二十円に低落するという状況で、内航の運賃市況もだんだん悪くなっておるわけであります。
例えば室蘭におきましては、石炭を船積みいたします場合に、港湾の整備によりまして接岸によつて荷役機械から直ちに本船に石炭を積込むことによりましてポート・チヤージを軽減できるばかりでなしに、この船の荷役が早く行きますので、そこにクイツク・デイスパツチがありまして、同じ室蘭—京浜間に石炭を運ぶ場合にいたしましても、航海日数が今私の記憶いたしますところでは月に一回は多くなるように記憶いたしております。
先ほど申しました過剰船復のほかに、外航船がやはり内地へ帰りまして、そうして一航海室蘭、京浜をやるとか、そういうものが相当入つて来るわけですから、国内船だけの需給のほかに、そういう船の沿岸就航というものも考えなければならん、そうすると、相当大きな過剰船腹がある。従つて、十万トン同じ潰すにいたしましても、それがすぐに船腹が窮屈になるということにはならないと思います。